デイケアでは、ご利用者さんのネイルを見て、助産師も一緒に盛り上がる時間がよくあります。
「わぁ〜素敵!見せて見せて〜」と声をかけると、お母さんたちは嬉しそうに指先を並べて、「これが育児や家事の原動力になるんです」と話してくださいます。
その表情を見るたびに、好きなことを楽しむ力は本当に大きいと感じます。
旅行、ディズニーランド、推しカツ…皆さんの「楽しいこと」「好きなこと」を聞くのが大好きで、デイケアではその喜びをシェアしながら笑い合っています。
今の時代、産後女性の皆さんは、自分の心と体を大切にし、産後の養生やリフレッシュのために時間やお金を投資することがとても上手だなぁと感心します。
一方で、日本社会にはまだ「お母さんは家族を優先するもの」「毎日の家事育児をこなすのはお母さん」という価値観が残っています。
その空気の中で、自分を犠牲にして疲れ切ってしまう方も少なくありません。
私自身もそうでした。子どもが幼かった頃は自分のことを後回しにし、高熱の中で子どもの世話をしたこともあります。それが「普通」だと思い込んでいました。
しかし社会に戻り、多様な価値観に触れる中で、「もしかしたら背負いすぎていたかもしれない」と思い出すことがあります。
子どもたちが本当に願っているのは、【お母さんが幸せ】であること。
子育て中のママは、犠牲の上に成り立つ頑張りではなく、もっと自由で気楽で良いんだ、と心から思います。
私たちは「真面目であること」「ちゃんとする」と言うことが知らず知らずのうちに埋め込まれており、特に責任の大きい産後はそうなりがちです。
『適当』には2つの意味があると思います。
1つは『ちゃらんぽらん』
もう一つは、『適度な余裕がある適当』と言う事。
産後は特に、自分の中にいつも余白を残してあげれるように、自分に優しく、緩くを心がけましょう。
育児は、お母さんがすべてを背負い込む必要はありません。出産したからこそ、いろいろな人やサービスを頼りながら、自分の夢や希望、やりたいことを大切にしてほしいと願っています。
リリコイ助産院では、お母さんたちの「好き」「楽しい」「やりたい」を聞きながら、みんなで笑い合う時間を大切にしています。
温かく楽しい雰囲気の中で、心も体も軽くなり、また頑張ろうと思える力が湧いてきます。
ぜひデイケアや産後訪問を利用し、心身のエネルギーをチャージして下さい。 代表助産師 山本裕子
